人生が足りない

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汚部屋から脱出したきっかけとその思い出

(※虫の話があります)

 

生まれてこのかたずっと汚部屋の住人だったのですが、

先日1匹のGをきっかけに一念発起して部屋を片付け、

 

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結果17万円を手にしました。

その思い出です。

 

襲来

いつものように地獄の最下層のような汚部屋にて、ベッドにうつぶせになりながらアプリゲーム「第五人格」に興じていたときのこと。 

本当になんの前触れもなく

 

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奴が現れました。「名前を言ってはいけないあの虫」です。

(描くのすら嫌なので星の形にしました)

 

「えっちょなに!?!??!?えっ!!!??!?!??!?!?なに!!!!!!?????!!???」

 

驚異の瞬発力でベッドから飛び出し部屋の隅まで転がり、震えながらとりあえず第五人格は続行するも(オンラインの対戦ゲームなので途中で放棄すると味方に迷惑がかかる)、アドレナリンが凄まじいことになっており、心臓は早鐘のごとく鳴り続け、指がまったく操作に追いつかない。その試合には敗北しました。

 

ちょうど両親がいない晩だったので、頼れる者は自分しかいません。

FF7の「更に闘う者達」を流してなんとか己を奮い立たせ、ゴキジェットプロを出現したエリアに噴射するも、奴は出てこない。なにせベッドまわりは物の山(大半がゴミ)で埋め尽くされていたので、どこかに潜り込んでしまったのでしょう。

その晩は「なんで自分がこんな目に遭うんだ」とちょっと泣いてから寝ました。120%自分のせい。

 

決意

部屋がどんな感じだったかというと、Googleで「汚部屋」で検索したのとだいたい同じです(閲覧注意)https://www.google.com/search?biw=1745&bih=852&tbm=isch&sa=1&ei=a_DbXaSfD5qGoASntaaoBw&q=%E6%B1%9A%E9%83%A8%E5%B1%8B&oq=%E6%B1%9A%E9%83%A8%E5%B1%8B&gs_l=img.3..0l10.756.4211..4403...4.0..2.107.2093.27j2......0....1..gws-wiz-img.....0..0i4j0i4i24j0i131j0i4i37.v73DwIsPnO0&ved=0ahUKEwjkgIKK1IXmAhUaA4gKHaeaCXUQ4dUDCAc&uact=5)。

特にここ数年は社会人になり心に余裕がなかったこともあり、人生のなかでも一番酷い状態でした。いま思えば、逆に今までよう虫出んかったなって感じですね。

しかし仮にこのまま奴が出てこなかったら一生自分の部屋で安心して眠ることができません。始末するか死骸を発見するか、最悪それができなくとも、ベッドまわりを清潔のピカピカにし、奴がいない確信を得なければならないわけです。

 

 ということで長年の汚部屋生活から脱出し、部屋を片付ける決心をしました。「いつどこからG(もしくはその死骸)が出てくるかわからない」という、1ミリも楽しくないマインスイーパの開始です。

 

片付け

「こんまり式」を採用し、とにかく「ときめくもの」「マジで要るもの」以外は全部捨てていきます。

とはいっても「ときめくもの」も「マジで要るもの」もほぼゼロで、九分九厘マジモンのゴミだったので、目につくものを片っ端からゴミ袋へと放り込んでいきました。

迷わずに残した「ときめくもの」なんてハンターハンターと宝石の国の漫画くらい。

 

意味不明だったのがハンガーが50本くらい出てきたことですね。何をそんなに服を掛けることがあるんだ。

 

汚部屋になる人の中には「物に愛着があって捨てられない」とか「何を捨てて何を残したらいいのかがわからない」というタイプの人も多いようですが、私はそうではなくただただ怠慢が積み重なっただけなので、一念発起してしまえば捨てるという行為自体には何も抵抗はありませんでした。

 

そして非常に大きな救いとなったのが、途中でめでたく(?)Gの死骸を発見したこと。

一番嫌なのが「見つからない」こと、次に嫌なのが「向こうが臨戦状態でタイマンを張ること」なので、どちらにもならず心底安堵しました。

ちなみに死骸が確かにGであることの確認とその処分はあまりにも怯える私を見かねた母がやってくれたので、2千回ほど感謝の言葉を述べました。

直接本体を見つけて噴射したわけじゃないのに、部屋に大量に散布したらそれだけで死んでいたので、やはりゴキジェットプロが殺虫剤のなかで最強。

 

結果

 土日まるまる二日を潰し、日曜日の夜の時点で出したゴミ袋は20袋ほど。そのときの状態がこんな感じ(フリー素材)。

 

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Nao2さんによる写真ACからの写真

まあ丸2日かけても全ては終わらなかったのですが、汚部屋の住人にとって「床が見える」ということは偉業です。

残りの部分(机の上とか本棚とかタンス)は、年末までに休日を使ってやろうと思います。

 

そして副産物として17万円が発見されてウケました。

 

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 現ナマが落ちていたわけではなく、親戚にもらったお金や会社からもらった表彰金などが封筒の状態であちこちから採掘された結果。

 

汚部屋について思うこと

 多少状態に波はあれど、ずっと10年くらいこんな感じで、なんとかしなきゃな~と思いつつも一歩が踏み出せない状態だったのが、今回のことであまりにも心境の変化が生まれて笑いました。母も「G一発でここまで変わるんだね…」としみじみしていました。

 

なので汚部屋とか、「わかっちゃいるけどなかなか抜け出せない」状態に苦しんでいる人は、なんか一発強烈な外的要因を起こすが一番いいんじゃないかなと思います。
汚部屋に関しては私みたいに絶対に耐えがたいレベルの不潔なことが起こるのが一番効く気がするけど、さすがにそれを自ら起こすのはキツいと思うので、たとえばエアコンの業者が来るイベントを1か月後に設定するとか。

「やんなきゃな」を「やる」に自発的に変えるには相当ハートが強くないと無理。

  

何はともあれ部屋が(道半ばだけど)片付いていることはすごく気持ちいいので本当によかったし、マジで奴は何らかの天の使いだったんじゃないかなと思うことにしました。

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なんの片付け指南にもなっていませんが、もし汚部屋から抜け出したいと思っている方がこの文章を見ていたら、

・抜け出せない気持ちめっちゃわかる
・何か無理やり変わるきっかけを起こすといいかも
・2日程度でも頑張ればだいぶマシになる
・もしかしたら片付けると掘り出し物があるかも

ということをお伝えできればいいなと思います。ともに頑張りましょう。