人生が足りない

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家でできる感動謎解き体験! ゲームブック「人狼村からの脱出」の感想

コロナの影響で土日家にいて暇なので、なにか家にいてもできる新しい娯楽に手を出したいな~と思いました。

オタクなので一人で暇をつぶす術には長けているんですが(ゲームやyoutubeなど)、ず~~っと液晶見てピコピコピコピコやってると目が痛くなってくるんですよね。

なので電気を使わないでできる楽しいことを探しまして、これなんていいんじゃないかなと思ったのがこちら。 

人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)

人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される (脱出ゲームブック)

  • 作者:SCRAP
  • 発売日: 2012/05/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 『脱出ゲームブックvol.1 人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される』

 

リアル脱出ゲームで有名なSCRAPさんが出してるゲームブック。

もともと謎解きはわりと好きだし、レビュー見ると「クリアまでに1週間かかった」「1か月かかった」とか書いてあるので、娯楽として長持ちするんじゃないかなと思いました。

実際にやってみて、想像以上におもしろかったので紹介します。 

 

 

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どんな内容か

内容物

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  • ゲームブック本体
  • 新聞5日分(裏面は捜査シート)
  • 村の地図(裏面は容疑者リスト)
  • (映ってないけど)本のしおり

※本のほうはカバーをなくしたら攻略不可能です。

※「筆記用具」「メモ用紙」「計算機」を用意することが推奨されています。

 

この「本」「紙」っていう物質性をフルに活かして余すところなく謎を仕込んでますよっていう感じ、この時点で楽しい。

ストーリー

あなたは、数々の事件を解決してきた名探偵。考古学者ハリー・カサッシャから依頼を受け、怪事件の謎を解くために、この村へとやってきました。あなたがまず行うべきことは、新聞記事と地図を参考に、村のあちこちへ赴き、さまざまな人に会い、話を聞き、手がかりを集めることです。その手がかりが、村人を襲う人狼の正体を暴くことにつながります。16人の容疑者の中から、人狼がだれであるかを突き止めることが、あなたの最終目的です。

(「脱出ゲームブックvol.1 人狼村からの脱出 狼を見つけないと、殺される」P10より引用)

 

やっぱ謎解きといえば探偵殺しですよね。ワクワクすっぞ

ゲームの進め方

◆物語は5日間続きます。各1日の最初にその日の新聞を読んでから捜査を開始します。

◆捜査はパラグラフ(段落)の移動を繰り返して進めます。

各パラグラフには番号が振ってあり、各パラグラフの末尾には「〇〇をする。→232へ ××をする。→215へ」といったように選択肢に応じた番号が指示されているので、そこに移動すると話の続きが読めます。

中には「手がかりを集めていないと先に進めない箇所」「謎を解かないと先に進めない箇所」があったりします。

◆1日の捜査を正しく全て終えると次の日に進めるようになっています。5日目(最終日)の捜査がすべて終わり人狼を特定できたら特設Webサイトにアクセスし、正答を入力するとエンディングを読むことができます。

 

ちなみにパラグラフは全体で429個あります。

感想

途中に仕込まれている謎を解くのが醍醐味なわけですが、やっぱり自力で解けると最高に気持ちいいです。爽快。

謎解きは好きなわりにさして得意ではないのですが(リアル脱出ゲームは3度ほど行ってすべて失敗してる)、この本は難易度がちょうどいい。

体感、「簡単に解ける」「ちょっとひっかかるけど考えれば解ける」「なんやこれ」が3分の1ずつ存在してる感じ。このぐらいが一番やりがいがあって良い。

 

もちろんSCRAPさんなので謎の出来には基本文句なし。

(ちょっとだけ納得いかなかったのが2つありましたが、まあそれも理不尽というほどではなし)

 

現実のリアル脱出ゲームって時間制限がありますし、あと知らない人と組まされることも多いじゃないですか。もちろんそれはそれで楽しいんですが、焦るし萎縮しちゃってあんまり発言できないんですよね。

その点ゲームブックという形だと時間制限もなく、一人で気楽に進められて、思う存分1問に悩むことができるので、それがかなり良かったです。

 

なおどうしても難しいという人向けに公式サイトにヒントがあります。が、やっぱり見て解くと爽快感が段違いで落ちるのでなるべく見ないほうがいいですね。2問ほど見ちゃったけど

 

そして謎解きだけじゃなく、ストーリーや世界観もちゃんと作り込まれています。

最初に「依頼人の考古学者からの手紙」および「プロローグ」がそれぞれ見開きで載っていて、導入がしっかりしているのがストーリーへの期待を煽ってくれて良いですし、

ひとつひとつの文章も簡潔ながら情緒があって、のどかな村の風景や人狼に襲われる緊迫感を的確を伝えてくれます。

1日目はゲームの流れを把握するのに手いっぱいでしたが、3日目くらいになると村の住人たちにも愛着のようなものが芽生え始めて、「えっ〇〇が死ぬの!?」と衝撃を受けたりも。

 

本当に、よく1冊の本にこれだけのエンタメを詰め込めるものだな~と感嘆しました。

このボリュームで1600円はかなり安い。

 

そんなわけでSCRAPさんのゲームブック、買って正解でした。なにか家でできる良質な娯楽を探している方におすすめです。

 

私はすっかりファンになったので早速2冊目を買いたいところなのですが、残念ながらまだ買っていません。なぜかというと最後の最後の謎がまだ解けていないからです。

 

\(^o^)/

も~~~~全然わかんね。

クリアしてから紹介記事を書こうと思ったら最悪2年後とかになりそうなので諦めました。

いやどこを見るべきかはわかってるんだけど・・・そっからの導き出し方がさっぱり・・・・・・

ネタバレを避けつついろんなレビューを見たら「最後の謎はレベルが違う」「最後の謎だけ本当に時間がかかった」とか書かれてるので難儀しそうです。

でもヒントは見ねえぞ・・・・・・

 

最後の謎で詰まってからもう1週間は経ってるんですが、普通に職場とかでも脳裏をよぎるから困ってます。なんなら1回職場にも本持っていって休憩時間に広げてました。それでもさっぱり。

でもこれだけ悩んで最後自力で解けたらさぞ気持ちよかろうと思うので頑張ります。