極度の運動不足がリングフィットアドベンチャーに挑戦した感想 死ぬほど疲れたけど楽しい……
巷で話題のリングフィットアドベンチャーを買いました。
おうちが大好きなオタクなので、生まれてこのかた体育以外で運動をしたことがありません。
稀にする運動といえば終電ダッシュくらいですが、先日それをやったところガチの酸欠に陥り笹塚でゲロ吐きました。
今は20代なので健康面に問題はないですが、このまま老いると一気にガタが来るだろうなと思い、いっちょ運動してみるかと買ってみた次第です。
この文章はゴリゴリの筋肉痛のなか書いています。
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開封
かなり品薄ですが、Amazonの商品ページを開きっぱなしにし随時チェックしていたところ、ある日フッと在庫が復活した瞬間に出くわすことができました。やったー。
中身はこんな感じ。
おお…これがうわさのリングコンか…と思い4~5回グニグニグニグニしたところ、それだけで普通に疲れた。先が思いやられる。
起動
レッグバンドとリングコンにどうやってジョイコンをつけたらいいのか?といったことは始める前に丁寧に動画で説明してくれます。
最初の画面。この時点から通常のコントローラーではなくリングコンでの操作を強要され、「絶対に貴様の筋肉を動かす」という熱意を感じる。
最初に軽くストレッチをした後、
自分のキャラクターを作ったらゲームスタート。
一応自分の分身だと思うために目の色は日本人らしくしました。
オープニングムービーでは、
まさかの主人公のうっかりミスによりリングに封印されていた闇のモンスター・ドラゴを復活させてしまい、世界が闇のオーラに包まれるのを防ぐためリングとともに旅に出る…というストーリーが語られます。
謎の名言を繰り出してこちらの懐に入ろうとするリング。
やってみた
移動は基本的に足踏み(サイレントモードにすれば軽いスクワット)で進みますが、
景色が綺麗!爽快!
皇居ランとかする人の気持ちが少しわかる。
ジャンプやアイテムの入手はリングコンを押し込んだり広げたりして行いますが、そんなに難しいことはなく、移動はそこまでキツくないです。移動だけなら。
もちろんメインは道中敵を倒すほう。
最初の攻撃手段は以下の4つ
・スクワット
読んで字のごとく。太ももが死ぬ。
・バンザイプッシュ
頭上でリングコンを押し込む。肩が死ぬ。
・ニートゥチェスト
床に座り膝を曲げたり伸ばしたりする。腹筋が死ぬ。
・椅子のポーズ
腰を落としてゆっくり腕を動かすヨガの動き。楽そうに見えて全身が死ぬ。
お手本の動きが左に出るのでそれを再現することで攻撃ができ、
正しい姿勢でやるほど与えられるダメージ量も大きい!というシステムですが
キッッッッッッツ
特にニートゥチェストがやばい
マジでこんな顔なる
そして敵がなかなか固い。
一番最初に出てくる敵なのに、スクワットを10回程してもこの体力ゲージの残り方。スライムならひのきの棒2発で死んでるのに。
ちなみに敵の攻撃は腹筋ガードという、リングコンを腹に押し込む動きでダメージを軽減することができます。
なんとか敵をフィットバトルで殴り倒し、
モモあげで階段を上り、1面のボス・ドラゴのもとへ
(世界を破滅させるのをやめてほしいだけであって、トレーニングを邪魔する気は毛頭ない)
このドラゴも体力ゲージが長い長い。
スクワット10回→椅子のポーズ6回→バンザイプッシュ10回 でようやく半分削れる程度。正気で言ってんのか!?って素で叫んでしまった。
10回と書くと少なく感じるけど、適当に体をユサユサしてハイ終わりじゃなく、正しいポーズでゆっくりきっちり10回やるスクワットってマジでキツい。
それでも「いいね!」「キレッキレ!!」「筋肉が喜んでるよ!!!!!」と強めに応援してくれるリングの声を励みになんとかドラゴを撃破。
初日はこの時点で肉体の限界を迎えたので終了。
このゲームの凄いところのひとつとして、運動後にジョイコンで心拍数を測れるのですが
バックバクでしたね。
しかも運動負荷10でコレ。(マックスが30、大体の人が15~25でやってる印象)
小鹿か???
でも楽しい
このように見事瀕死になったわけですが、じゃあ「品薄のうちにメルカリで売ろう」となっているかというと、全くなっていません。
今のところ連続4日目ですが毎日やっていますし、明日もやると思います。
なんでかというとこのゲームとにかく「プレイヤーをその気にさせる」のがうまい…!
① ゲームがよくできてて爽快感がある
リングコンを押し込んで障害物を突破したり、逆にリングコンを広げてアイテムを吸い込んだりとか、そういう動作の操作性が良く、単純にゲームとしてやっていて楽しい。
攻撃がBEST判定になったときのズバシュッっていう効果音も気持ちいいし、ひとつひとつの運動が楽しい・テンションが上がるものになるよう、任天堂らしく工夫されているのを感じます。
② とにかく褒めてくれる
上述のようにリングの応援が逐一挟まるし、
このようにゲームの合間合間にナレーターさん(?)とミブリさん(左の人)もめちゃくちゃ褒めてくれます。うれしい。
攻撃が失敗したからといって「そんなんじゃだめだよ!」とか言われることもなく、むしろ「水を飲もうね」「そろそろ休憩しない?」とか気遣ってくれるとても優しい世界。
単純だから「こんなに褒めてくれるなら頑張ろう」っていう気分になっちゃいます。
③ レベルが上がると使えるスキルが増えるのが楽しい
最初の4つだけだとさすがに飽きると思うけど、使えるスキルはどんどん増えていって、かつセットできるスキルが6つまでなので組み合わせを自分で考えたりするのがいかにもゲーム的で楽しいです。
まあ、「新たな地獄が増えたな」って感覚にもなるけど。
④ 「昨日の自分より強くなってる」感
初日はウケるほど瀕死になりましたが、同じ運動でも2日目3日目と日を追うにつれちょっとマシになったのを感じ、「こんな自分でも少しは強くなれるんだな…」と成長をしみじみと感じています。
どんなRPGでも、レベルが上がり新たなスキルを得てさらに強い敵を倒しに行くという過程が楽しいわけですが、このゲームの場合その主体が画面の中の主人公ではなくガチで自分自身なので没入感と達成感が半端ない。
というわけでリングフィットアドベンチャーは私のような運動不足の人でも楽しめる、というか運動不足の人が運動の楽しさや充実感を思い出すのにこそ優れてるんじゃないかなと思います。
キツいのは確かだけど運動負荷は調整できるし、決してプレイヤーに無理をさせる内容にはなっていないので、興味のある人は是非やってみてほしいです。
まあ言うてまだ4日続いただけなので、まずはこの闘争心が1週間・1か月と続くようにがんばります。
筋肉痛がヤバすぎてスクワット系がマジでできないので、早く癒えますように。